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zoom RSS Vol.17 死に向かって心を整えて行け

<<   作成日時 : 2012/09/10 11:09   >>

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死に向かって心を整えて行け
(平岡 宏一先生 法話 17/19)


前回分を読む


じゃ、最後にね、
僕のインドでの師匠の
死に際の話をして終わりたいと思います。

始めに申し上げたように、
最後の二年間は
僕が預かって日本で治療をしたのですが、
師匠はね、
73歳でガンで死にました。

胃ガンの肝臓転移。

胃ガンの肝臓転移で助かるようなことはない
と言われたのですが、
奈良県立医大の穴井先生という方が
最後の最後まで望みをつないでくれはりました。

動注療法といって、
管を入れて肝臓に
直接、抗ガン剤をかける治療をしたんです。

治療していた二年間でね、
ダライ・ラマ法王と二回謁見してるんです。

一回目に行った時どんなことを言われたかというと、
法王は僕の師匠に向かって

「オマエと私との縁はこれ一回きりではない。
 来世もまた続くだろう。
 だから、死に向かって心を整えて行け」って。

画像


僕はね
「『治る』とか言ってくださいよ」
みたいに思ってたんやけど、
そうは言わなかった。

二回目に会った時は、
ちょうどダライ・ラマ法王が胆のうの手術された後でね、

「手術の全身麻酔の時に『死の光明』を
 見るかと思ったけど、見んかった。
 オマエはどうやった?」

とか冗談いっぱい言って、

でも、最後に

死に向かって心を整えて行け

そやけど、
師匠は話し終わった後、
がっかりしてなかったよ。

むしろ、なんかスカッとしてて…。

でも、抗ガン剤っていうのは、
ガンが耐性を覚えて、
いつか必ず効かなくなるそうです。

ひとつの抗ガン剤が効かなくなったら、
次の抗ガン剤に変えなあかん。

結局、抗ガン剤の種類のある数しか、
命はつなげないんです。

僕の師匠の場合は、
使える抗ガン剤が三つぐらいしかなかったんですね。

「これ以上、動注療法は、もう無理や」

って、穴井先生に言われました。

最後の治療法として遺伝子治療があったんですが、
お付きの僧侶が

「日本で死なれたら困る」

って言うわけですよ。

「遺伝子治療をするかどうかは、
 一度、インドに連れて帰って、
 みんなの判断を仰いでくれ」って。

せやから、僕はですね、
インドへ師匠を連れて帰ったんです。


<つづく>

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第24回 一日修行体験会(平成23年8月7日) 法話 
清風学園 校長 平岡 宏一先生  (17/19)

⇒続き『師僧の遺言』 (18/19)を読む


⇒平岡宏一先生 法話 INDEXページ


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