『木瓜封じ』と『流水灌頂』

昨日、出灰不動尊で『木瓜(きうり)封じ』の法要が営まれました。

『木瓜(きうり)封じ』とは、弘法大師空海が、聖徳太子の御廟参篭中に感得された救世利民・諸病平癒の秘法です。暑さの厳しくなる夏の土用の時期に病いや災いの元となる邪気を 加持祈祷した木瓜(胡瓜)に封じ込め、残りの半年を無事で健やかに過ごすための“夏の厄除け”です。

「きゅうり」は、現在では「胡瓜」と表記されますが、古くは「木瓜」と書かれました。現在「木瓜」は(植物の)「ぼけ」とも読むことから、『木瓜封じ』は「ボケ封じ」にも通じるともいわれています。

護符を埋め込み、名前と願い事を書いた御札を巻いた木瓜を護摩の炎で祈祷します。この木瓜を持ち帰り、三日間、自分の体の悪いところをさすって四日目にその木瓜を川に流すと、願いが叶い、健康になるといわれています。

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この日は併せて、出灰不動谷の美しい清流で『流水灌頂(りゅうすいかんじょう)』が行われました。

『流水灌頂』は、先祖崇拝と自然崇拝という古来の信仰が、佛教と融合した日本の伝統的な先祖供養法です。「流れ灌頂」や「川施餓鬼(かわせがき)」などとも呼ばれ、かつては、日本各地の河川や海岸で地域や宗派ごとの様々なスタイルで行われていました。しかし、都市化が進んだ近代以降、このような素朴な信仰は忘れ去られつつあり、また美しい水を湛えた河川も姿を消しつつあります。

太古からの大自然と霊験新たかで美しい水がある出灰不動谷で、この『流水灌頂』を行おうという思いが叶い今回、この地で初めて修法することができました。

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『流水灌頂』は今後も随時修法いたしますので、皆様も、ぜひ、お申し込みください。
コチラからもお申し込みできます。→http://www.koumyouji.jp/


おまけ写真:法要が終わった後の「長寿祈願 そうめん流し」
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