星祭 その2

星祭の写真の続きです。
その1へ戻るのはココをクリック

柴燈護摩
いよいよ点火
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皆様の願いが書き込まれた護摩木が
投入されると炎はより大きくなります。
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出灰不動谷はほとんど風が吹かないところですが、
なぜか今年の炎は暴れる暴れる…
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その3に続く

星祭 その1

星祭 厄除火渡大祭が2月12日(日)、
無事、終了致しました。

寒中の御参詣
誠にありがとうございました。

後片付けや御札の発送で
まだバタバタしており、
遅くなってしまいましたが、
当日の写真をアップします。


山伏行道
法螺貝が不動谷に響き渡り、大祭の始まりを告げます。
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大般若祈祷
祈願札をお求めになった方は本堂で
大般若祈祷をお受けいただきます。
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堂内護摩
柴燈護摩の前に本堂にて内護摩が焚かれました。
祈願札をお申し込みいただいた皆様のお名前と願文が
お不動さんに読み上げられます。
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境内巡礼
内護摩が終わると行者たちが境内を巡礼します。
今年は暖かかったので、助かりました。
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ちなみに去年はこんな感じでした。↓ 寒っ!
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柴燈護摩
いよいよ柴燈護摩が始まります。
屋外に壇木を組んで焚く大護摩のことを
「さいとうごま」といいます。
読み方は同じですが真言系は「柴燈護摩」、
天台系は「採燈護摩」と書きます。
当山は真言宗なので「柴燈護摩」です。
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星祭は一年間の万人の厄除けと開運を祈る祭儀です。
しかし、残念ながら、
昨年は大きな地震や台風が我が国を襲ってしまいました。
今年の星祭では、昨年の災害物故者精霊の追善と
被災者の心身回復、被災地域の早期復興が願文に織り込まれ、
参拝者全員で合掌祈念しました。


その2に続く

雪でもやります。

2月の一日修行体験会

第30回 一日修行体験会
2月5日(日) 午前10時から
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◎参加費:大人3,000円(祈祷料、昼食代込)
◎JR高槻駅南口(松坂屋南西角付近)より
 無料送迎バス運行
◎2日(木)までに要予約
◎お問い合わせ・お申し込み
  TEL.072-637-5010

星祭 開運厄除 火渡大祭

星祭 開運厄除 火渡大祭
平成26年2月9日(日)
天照山 光明寺 出灰不動尊

大阪府高槻市出灰二ノ瀬18
当日は、午前9時より、JR高槻駅南口(松坂屋西側)より
上の口経由の出灰不動尊行き無料送迎バスが運行されます。

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●人は誰もが運命を司る星を持ち、
 常にその影響を受けて生きています。

●その星が順々に廻っているため、
 善い年と悪い年ができるのです。

「星祭」というのは、年の変わり目である節分に
 その年の当たり年を祀って悪い年は悪事災難を免れるよう、
 また善い年は一層良くなるよう、毎年星祭りの祈祷をするのです。
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●出灰不動尊の「星祭」は、堂内不動護摩の後、
 柴燈護摩を修法します。
 柴燈護摩の炎に焚き上げられた護摩木の心願は
 いち早く天に届き成就すると古来信仰されています。
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●当日は柴燈護摩の火の上を歩き渡る「火渡り」が厳修されます。
 古来、限られた修験の行者のみが修法した
 この霊験あらたかな行を御参詣の皆様に体験していただき、
 一年間の開運厄除・除災招福・交通安全のご祈念をしていただきます。
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●「星祭」の最後に数え年の星を祀り祈祷した御札をお渡しします。
 特別祈祷札のお申し込みを受け付け中です。
 平成26年の厄年、吉凶、数え年については
 こちらの「数え年早見表」(PDF)をご参照ください。

●行事の締めくくりには、福が当たる厄除け福引があります 。


当日、直接御参詣になれない方も
 事前にお申し込みいただければ、
 責任をもって厳修した御祈祷札を
 大祭終了後、郵送させていただきます。


星祭の各種御祈祷札はこちらのページをご覧ください。

※お問合せ・お申し込み
 天照山 光明寺 妙芳院
 tel:072-637-5010 fax:072-637-4792
〒567-0805 
 大阪府茨木市橋の内2-11-1
 (「出灰不動尊」とは所在地が異なります。)






星祭 御祈祷札予約受付中

2月12日(日)に行われる
出灰不動尊『星祭 開運厄除 火渡大祭』にて御祈祷する
本年の星祭御祈祷札のご予約を受け付けております。

本年の厄年(本厄)は
男性
 昭和62年生まれ(25歳)
 昭和45年生まれ(42歳)
 昭和26年生まれ(61歳)

女性
 平成5年生まれ(19歳)
 昭和54年生まれ(33歳)
 昭和50年生まれ(37歳)

です。
(年齢は数え年、前年生まれは「後厄」、翌年生まれは「前厄」)

一般に言う厄年以外にも
9年に三回、凶運の星は巡ってきます。

その年の星を供養して
一年の開運と無事を祈願するのが『星祭』です。
『星祭』については、
こちらのページもご参照ください。


平成24年の厄年、吉凶、数え年については
こちらの「数え年早見表」(PDF)をご参照いただき
悪難は無難、無難は吉運へと御祈念ください。

当日、直接御参詣になれない方も
事前にお申し込みいただければ、
責任をもって厳修した御祈祷札を
大祭終了後、郵送させていただきます。


星祭 御祈祷札のご案内


星祭 一家族開運厄除祈祷札(木札)
御志納金 20,000円
ご家族全員の厄を祓い、家内安全に暮らせるように祈願します。
・不動明王肌守り一家族各人数分付き
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●星祭 特別開運厄除祈祷札(木札)
御志納金 10,000円
前厄・大厄・後厄の方に特におすすめいたします。
厄年以外の方も一年間無事安全に暮らせるようにご祈願します。
・不動明王肌守りひとり分付き
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星祭 金紙 特別祈祷札(大)
御志納金 5,000円
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星祭 金紙 特別祈祷札(小)
御志納金 3,000円
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星祭 特別祈祷札(白紙札)
御志納金 1,000円
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★各種御札お申し込みの方全員に
 家宅厄除(火事除け・盗難除け)御祈祷札(別売500円)と
 路上安全ステッカー(別売300円)をもれなく進呈いたします。

※お問合せ・お申し込み
 天照山 光明寺 妙芳院
 tel:072-697-5010 fax:072-6970-4792
〒567-0805 
 大阪府茨木市橋の内2-11-1
 (「出灰不動尊」とは所在地が異なります。)

明けましておめでとうございます。

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謹んで新春のお慶びを申し上げます。

御尊家の皆様におかれましては、
お健やかに新春をお迎えのことと存じます。

旧年中はひとかたならぬ御厚誼を賜りまして、
大変ありがとうございました。

本年もより一層御仏縁を深められ、
皆様の諸願が成就されることを
心よりお祈り申しあげます。

平成24年 初護摩祈願のご案内

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新年に際して、
一家の平和や家族の無事を
願わない人はいらっしゃらないでしょう。

年の初めにあたって、願をたて、
大難は小難、小難は無難に
運命転換なされてください。

平成24年は壬辰(みずのえたつ)の年。
本来は強い運気の年です。
しかし、この数年来続く地球規模の自然災害や
世界規模の不況が足を引き、
なかなか元気になれませんが、
力を合わせて復興に努めましょう。

平成24年 新年初護摩祈祷(新年大祭)

初護摩祈祷にお申し込みいただいた方には、
年末より御祈禱した後、
初護摩にて修法した御祈禱札をお授けいたします。

会期中に御参詣になれない方には、
新年大祭終了後、
御祈祷札をお送りさせていただきます。
来る新年が無事で
健やかな年でありますようお祈り申し上げ、
皆様のお申し込みをお待ちいたしております。

平成24年 元 旦 午前10時より   於: 出灰不動尊 (高 槻)
      ※元旦のみ、JR高槻駅南(松坂屋西)より
        上の口経由無料送迎バス運行(午前9時発)
       1月2日 午前11時より  於: 出灰不動尊 (高 槻)
       1月3日 午前11時より  於: 光明寺 妙芳院 (茨 木)
 御祈祷料 一件につき、二、〇〇〇

願意文例 
  開運厄除、開運守護、心願成就、
  無病息災、息災延命、身心健全、
  病気平癒、精神安定、景気回復、
  商売繁盛、仕事順調、職場和合、
  就職成就、家内安全、家門繁栄、
  夫婦和合、子縁成就、受験合格、
  いじめ平癒、学業優等、良縁成就、
  因縁解脱、罪障消滅、報恩感謝  など

お申し込み・お問い合せ
Tel.072-637-5010 Fax.072-688-9506


紅葉

出灰不動谷も紅葉の季節を迎えました…

…といっても、不動堂や滝のある谷間は
あんまり日が当たらない場所なので、
モミジはあまりきれいな赤にはなりませんが…

でも、入口の出灰川に架かる橋の横のモミジは
めっちゃきれいですよ。

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それから、境内に白南天が実っています。

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南天は「難を転じる」とか「難を天に返す」などといわれて、
縁起のいい植物ですが、
薬用にも健胃、解熱、鎮咳などの作用あります。

白南天は変種ですが、
紅白だとさらに縁起がいい感じがします。

…でも、今年は赤い南天の実りがイマイチです…

鹿が食べてるみたい…


そんな出灰不動尊で、昨日は大掃除をしました。

手弁当で参加してくださったみなさん、
ありがとうございました。

東日本大震災、並びに台風12号の被災地域の皆様へ

家宅厄除祈祷札を無償でお頒けします。

 東日本大震災、並びに台風12号の被災地域の皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を祈念いたします。
 震災後、当山にお納めいただいた御写経の納経料は、全額義援金として日本赤十字社に寄付させていただいております。
 
 また、この度、当山では、東日本大震災の被災地域(宮城県、岩手県、福島県)、台風12号の被災地域(和歌山県、奈良県、三重県)の方々に、出灰不動尊の家宅厄除祈祷札を無償でお頒けさせていただくことといたしました。
 ご希望の方は、下記の通り、お電話、おハガキ、FAXのいずれかの方法で当山までお申し込みください。

 ※勝手ながら、宮城県、岩手県、福島県、和歌山県、奈良県、三重県にご在住(ご家族を含む)の方のみとさせていただきます。
 ※お一人様5枚までとさせていただき、複数の場合でもお届け先は一ヶ所とさせていただきます。
 ※無償頒布は、御札がなくなり次第、終了させていただきます。

出灰不動尊の家宅厄除祈祷札
出灰不動尊の誓願である開運厄除、家宅厄除け、盗難除けの御札です。玄関や火の元にお貼りください。年に一度、星祭の際に頒布いたしますので、数に限りがございます。(190×65mm 和紙製、通常志納料500円)
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おハガキ、FAXのお申し込み方法
・お申し込み者の住所
・お申し込み者のお名前
・お申し込み者の年令
・お申し込み者の電話番号
・家宅厄除祈祷札○枚希望(5枚まで)
・お届け先の住所、お名前(お届け先は一ヶ所のみとさせていただきます。)

上記を、おハガキ(FAXの場合は用紙)にご記入ください。

・おハガキの郵送先
  〒567-0805
  大阪府茨木市橋の内2-11-1
  天照山 光明寺
 行

・FAXの送信先
  FAX:072-637-4792

お電話でのお申し込み・お問い合せ
  TEL:072-637-5010


11月の一日修行体験会

11月の一日修行体験会

第27回 一日修行体験会
11月6日(日) 午前10時から

◎参加費:大人3,000円(祈祷料、昼食代込)
◎JR高槻駅南口(松坂屋南西角付近)より
 無料送迎バス運行
◎3日(木)までに要予約
◎お問い合わせ・お申し込み
  TEL.072-637-5010

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9:30 受付開始

10:00 授 戒
10:30 堂内護摩
11:30 滝 行
12:00 中 食
13:00 法 話 講師:北村太道先生
         (種智院大学 名誉教授) 
14:00 作 務
15:00 観 法
16:00 閉 会   


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戒は身を守る

戒は身を守る
(谷口 智泉僧正 法話 7/7)


前回分を読む


 苦しみを乗り越えられる勇気と体力と精神力をくださいって祈れる信仰心を持つこと。
 そんな強い心にするために、皆さん、ここ(出灰不動尊)でお滝行をしたり、護摩で仏さんの智慧を見て祈ることができたり、また、今日は授戒といって、最初に戒を授けていただいたと思うんですね。

 この戒というのは、学校で言えば校則ですわ。
 決まり事ですわ、結局。
 
 決まり事って、うるさいように思うんですけれども、決まり事があるから、自由に生きていけるんですよね。
 そうでしょう。
 青信号とか、赤信号とか、決まり事があるから、安心して歩いて、安心して運転できるんですよね。
 あれ、決まりがなかったら、どこから車が飛んでくるかわからへんから、こわぁていられへん。
 信号は守らへん者がいるから、危ないだけであって、みんなが信号を守ってたら事故は起こりません。
 
 みんなが授戒によって戒律を守ったら、生きやすい世の中になるんだけど、戒を守らへん者がいるから、生きにくくなるんです。
 戒を授かってへん者がいるから、いろんな迷いや、心の不安が出てくるんです。
 あれしたらあかん、これしたらあかんってややこしいと思うようやけど、戒があるから身を守ってもらうんです。
 一人で生きていくんやったらいいけれども、もう三人以上になったら、決まり事が絶対必要になってくるのと一緒で、戒はややこしいんだけれども、戒さえ守れば、絶対に、皆さん、迷いや、苦しみから離れていくことができる第一条件になるんです。

 これを「戒は身を守る」っていうんですけれどもね。

 だから、ここ(一日修行体験会)で、まず、戒を一番に受けて、ルールを学びました。
 そして、護摩。
 護摩ではお祈りすることによって仏さんの智慧をいただいた。
 そして、お滝行をすることによって、身の汚れを流して、心を強くしていただいた。
 そして、こういうお話を聞いて心が豊かになった。
 そして、お掃除をして、煩悩の塵を掃除して、最後に観法でリフレッシュして帰っていただける。
 これは本当に素晴らしい修行形態だと思うんです。

 少しでもね、信心を深めていただいて、また、ここに来ていただいて、仏様のそばに、ただ無言でじーっと顔見てるだけでも、私はいいと思うんですよね。
 いろんなお話する人も、お経する人も、写経する人も、写仏する人も、いろいろあるけど、それぞれ違って、みんないいんです。
 みんな違っても、みんないいんです。
 それが曼荼羅世界っていうもんですから、皆様、それぞれでも、仏様はいろんな顔して皆様を見つめてくださってると思いますので、無言の声を聴いて、心の無言の声を聴いて、信心を深めていって、リフレッシュして帰っていただいたらいいと思います。

 いわゆる病気が原因だったんですけれども、私がなんで信仰心を持っておぼんさんになって、なぜ御利益をいただいて、皆様にこうやって仏さんのお話ができるようになったかっていう自分の体験をお話をさしていただきました。

 私も今回ここに来て、初心に帰りました。
 私ね、ぼんさんになった時より、ちょっと横柄(おうへい)になってたんですよね。
 若いおぼんさんの後輩ができて、まわりに寄って来てくれるとね、偉くもないのに、そういうつもりもないんですけど、どっか横柄な態度になってたんですよね。
 で、今日ここに来た時にね、この山の中…、大変ですわ、はっきり言って。
 それをね、ここの住職がやってはるんで、自分が高野山に上がった時のことを、フッと、思い出してね
 「あっ、アカン、アカン、人間横柄になっちゃいけない。初心に戻らなきゃ」 って。

 本当に、私、今回ここに来て一番の勉強と御利益貰ったのは「初心に帰る」ってことだったんですよね。
 「弘法大師さん助けて」って気持ちもよみがえりましたし。
 
 皆さんも、やっぱり、ここに来て、ぼんさんの私が初心に帰ろうって学べたんですから、皆さんもまた何かひとつ学んで帰ってくださいね。

 今日は本当にありがとうございました。

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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (了 7/7)



柱源神法
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谷口 智泉

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「乗り越えられる勇気をください」という祈り

「乗り越えられる勇気をください」という祈り
(谷口 智泉僧正 法話 6/7)


前回分を読む


 私は、足の手術の時と腎臓結石の時、二度、仏さんがくれる御利益っていうのを、私自身の身体で目の当たりにしたんですよね。
 でも、それはね、私がおぼんさんだったから御利益がもらえたわけじゃないんですよね。

 私が、お聖天さんを心から好きだったから。
 お大師さんを心から好きだったから。

 「好きだ」と思うのは、まず、その人が本当の人だと思うからでしょうね。
 夢物語じゃなくて、本当にこの人なら、なんとかしてくれる。
 この人なら痛みをとってくれる。
 
 ホンマに確たる「信仰心」ですから、「信じて仰ぐ」んですから、まず、信じなきゃいけないんですよね。
 その点、私は、お大師さんと聖天さんの信仰は、もう、本当に誰にも負けないぐらいありました。
 これは、もう、凄かったですけどね。

 その後、修行道場の監督…「寮監」というんですけども、小僧さんたちの生活の面倒を見なきゃいけないこともあったんですけれども、それからは、お陰様で無事に何事もなく、今のところ、見た通りの健康体になっているんですけれどね。

 皆さんもそうだと思もうんですけれども、信仰する人って色んな悩みがあると思うんですよね。
 病気の人もいるしね、社会生活がうまくできないっていう方もいると思うんですよね。
 信仰で解決した人も解決しない人も、それぞれいるんですよね。

 おぼんさんでも十人十色ですよね。
 ここ(出灰不動尊)の先生のように…本当に、私、今日、ここに来て、ええとこでびっくりしたけど、ここの管理するのは大変やな~って一番に思ったんですけれども、こういう風に活動なさっているおぼんさんから、変な話やけど、宗教法人ですから税金かからないとか言ってキャバレー経営しているそんなバカなぼんさんまでいるんですよねぇ。
 おぼんさんには違いないんですよね。

 でも、私は、やっぱり、「信じるということ」が一番だと思うんですよね。
 そんなら「信じたら、宝くじでも当たるんか?」って言う人もいるけど、それは信じてへんのと違うかなぁと思うんですよね。

 禅宗で「足るを知る」(吾唯知足)っていうのがあるんですけれども。
 わがままを言えばね、どこまでも、足りない、足りない…って思うかもしれへん。
 毎日毎日同じ生活してたら退屈だな~と思ってくるんだけど、病気で苦しんでいる人たちや、今の震災の人たちからしたら、今の日々の生活がこんなにありがたいっていうのは、何かがあってからわかるものなんですよね。
 
 だから人間なにか苦しみがあったほうが良いっていうのは、そういう自分を見直すことができるからなんですよね。
 そうしたら、自分の「分(ぶ)」というのが、わかってくると思うんですよね。

 信心というものが正確なものであれば、きっと形がきれいに整うはず。
 よく信心が真っすぐな人は、背筋も真っすぐになるっていうんですよね。
 そしたら、「信心で宝くじが当たる」とか、そんなバカなことは言わないと思うんですよね。

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 私だって、痛みがゼロであれば言うことはなかったんですけどれども、気絶するほどの痛みはあったけれども、私には耐えられる痛みだった。
 そりゃ誰だって、ひっくり返ったら痛いですよ。
 痛くない方がいいのに決まってます。
 でも、痛いからこそ怪我したってわかるんですよね。

 うちの信者さんで、下半身不随の人がいて、ひっくり返っても痛くないんですよね。
 だから血が出てるのがわからなくて、ざぁーっと血の海になって、やっと周りの者がわかるんです。
 痛みがあるから怪我したってわかるのと一緒で、人間痛みがあるほうがいいんです。
 自分に与えられた苦しみは、絶対、誰にも決まって来るんです。

 だから、その苦しみがあった時に、苦しみ、いらん、いらんって、手を合わして、楽を祈るんじゃなくて、その苦しみを乗り越えられる勇気と体力と精神力をくださいって祈れる信仰心を持っていただいたらいいなって。

 口で言うだけでは簡単です。
 どんな人だって言えると思うんです。
 キャバレー経営してるぼんさんでも言うことはできます。
 
 でも、私には信心から見せていただいたものがあります。
 今言ったように、二回、大きな手術と病気を救われてますんで、私自身が乗り越えられる苦しみを通じて、仏さんや神さんからいただいた確たる自信を持って言えます。
 
 痛いのは、誰でも嫌です。

 でも、

 「乗り越えられる勇気をください」
 
 「力をください」
 
 「回復力をください」
 
 っていう祈りが大切。

 そういう心を持つっていうことが大事なんですよね。
 これが信仰のひとつだと思うんです。
 信仰でもいろいろあると思うんです。
 確かに苦しいことが続くとダメなんですけれども

 「絶対に乗り越えられる勇気と行動を与えてください」

 っていう祈りが、皆さんにできるようになったら、私はうれしいなぁって思うんですよね。

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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (続 6/7)
⇒続き『戒は身を守る 』を読む



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東日本大震災、台風12号被災地の皆様へ

家宅厄除祈祷札を無償でお頒けします。

 東日本大震災、並びに台風12号の被災地域の皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を祈念いたします。
 震災後、当山にお納めいただいた御写経の納経料は、全額義援金として日本赤十字社に寄付させていただいております。
 
 また、この度、当山では、東日本大震災の被災地域(宮城県、岩手県、福島県)、台風12号の被災地域(和歌山県、奈良県、三重県)の方々に、出灰不動尊の家宅厄除祈祷札を無償でお頒けさせていただくことといたしました。
 ご希望の方は、下記の通り、お電話、おハガキ、FAXのいずれかの方法で当山までお申し込みください。

 ※勝手ながら、宮城県、岩手県、福島県、和歌山県、奈良県、三重県にご在住(ご家族を含む)の方のみとさせていただきます。
 ※お一人様5枚までとさせていただき、複数の場合でもお届け先は一ヶ所とさせていただきます。
 ※無償頒布は、御札がなくなり次第、終了させていただきます。

出灰不動尊の家宅厄除祈祷札
出灰不動尊の誓願である開運厄除、家宅厄除け、盗難除けの御札です。玄関や火の元にお貼りください。年に一度、星祭の際に頒布いたしますので、数に限りがございます。(190×65mm 和紙製、通常志納料500円)
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おハガキ、FAXのお申し込み方法
・お申し込み者の住所
・お申し込み者のお名前
・お申し込み者の年令
・お申し込み者の電話番号
・家宅厄除祈祷札○枚希望(5枚まで)
・お届け先の住所、お名前(お届け先は一ヶ所のみとさせていただきます。)

上記を、おハガキ(FAXの場合は用紙)にご記入ください。

・おハガキの郵送先
  〒567-0805
  大阪府茨木市橋の内2-11-1
  天照山 光明寺
 行

・FAXの送信先
  FAX:072-637-4792

お電話でのお申し込み・お問い合せ
  TEL:072-637-5010


お大師さんは「か・な・ら・ず」助けてくれます。

お大師さんは「か・な・ら・ず」助けてくれます。
(谷口 智泉僧正 法話 5/7)

前回分を読む
(前回からの続き)
 私は、弘法大師さんにすがったんですねぇ~。

 その時までに四国八十八ヶ所に七回、…今で二十回行ってるんですけど…、その時までに、七回、私は四国八十八ヶ所に通ってたわけです。
 
 四国八十八ヶ所、なぜ行きだしたか。
 
 「弘法さん」が好きだったからです。
 子どもの時に祖母に連れられて露店に行った「弘法さん」がどこかにあったから、弘法大師さんが好きで、好きで、八十八ヶ所に行ってたんです。
 ただ、ハンコ集めるだけじゃなかった。
 弘法大師さんが好きっていう気持ちが、本当に誰にも負けないぐらいあった。
 そこで思いついたのが、四国八十八ヶ所。

 ひとつのお寺で本尊と弘法大師さんをお参りするんですよね。
 で、それが八十八ヶ所で七回分(88X7)ですから、もう616回お大師さんを参ってる。

 これだけ好きで好きで参ってる弘法大師さんが、私四国八十八ヶ所に助けてくれって行ったら、放っておくわけがないっていう自信がどこかにあったんですよね。

 で、住職に四国へ連れて行ってくださいとお願いしたら

 「アホか!
  お医者さんが開腹手術をせなあかんって言ってんのに、向こうでお腹が痛くなったらどうするんや」

 と言って、当然、連れて行ってくれません。

 「でも、お大師さんは、か・な・ら・ず、私を助けてくれます!」

 「そんな便利なお大師さんがあったら、逆立ちして歩いたる!」

 「連れて行ってください!」

 「ダメだ!」

 この問答がしばらく続きましたが、
 「四国に行ったら、痛くても、絶対に痛いと言いません。もし、そこで私がひっくり返ったら、私をその場に捨てて、八十八ヶ所廻って帰ってください」
 ってお願いして、なんとか四国八十八ヶ所へ行くことになりました。

 本当は開腹手術を早くしなきゃいけない状態です。
 正直言って、不安な気持ちもありました。
 ひっくり返ったら、住職に迷惑かけるしどうしようっていう気持ちもありました。
 でも、その反面、お四国のお大師さんが私を放っておくわけがないという確たる自信もありました。

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 四国一番札所(霊山寺)にお参りをしました。
 本尊のお釈迦さんにお参りして、お大師さんにお参りして、いつもなら
 「四国八十八ヶ所、今からお参りします。無事にお参りできますように」
 だけやけど、今回は石を持ってることを
 
 「お大師さん、実は…」
 
 って、親にすがるつもりで、本当の人間に語りかけるようにして言いました。

 終わりました。

 急にトイレがしたくなりました。

 お手洗に行ったのですが、なかなか出が悪い。
 おかしいな、おかしいな…
 と思って10分くらいかかったら、
 コンコロコンコンコンコンコン…
 って便器に音がしました。 

 見たら金平糖のような石が三つほど出てきました。
 当然、血尿もでましたけども、石が出たんですねぇ!
 私、本当に心から信じてすがったものの、お大師さんの凄さ、仏さんのくれる御利益っていうのを、また目の当りにしたんですよね。
 自分の身体で体験したんですよね。

 で、汚いんですけど、石を拾って、住職のところに行って
 「石が出ました!」
 と言ったら、住職は信じないんです。
 安心させて四国を廻らそうと、私が嘘をついてると思ったんですね。
 「見せてみぃ」
 って言うから、ポンって見せたら、二つ、三つの金平糖の形をした石が…。
 
 もう、住職もぐうの音が出ないんですね。

 次、二番(極楽寺)に行っても残りの石が出て、結局、三番(金泉寺)ぐらいまでに全部出きったわけですよね。
 
 その時のお大師さんの八十八ヶ所は、有り難かった。
 自分の身体で御利益をもらってるんですから、有り難い。
 もう、有り難い。
 いまだにその石は、とってあるんですけれども…。
 有り難い。

 四国八十八ヶ所でもね、目が見えなかった方の目が見えたとか、歩けなかったのに歩けたとか、人様から聞く御利益話って結構あるんですけれども、これは自分が経験したことなんですよね。

 で、

 いまだに、住職に言うんですけどね…

 「逆立ちは、いつしていただけるんでしょうか?」って。


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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (続 5/7)
⇒続き『「乗り越えられる勇気をください」という祈り』を読む




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結構です、弘法さんに治してもらいますから。

結構です、弘法さんに治してもらいますから。
(谷口 智泉僧正 法話 4/7)

前回分を読む

 このような身体の状態だったので、それから修行道場に入って、一年間厳しい修行に耐えられるかどうか不安でした。
 夜中の二時に起きて、水に浸かってというような修行です。
 一人でするんならいいですけど、二十人の仲間でするっていうのは耐えられるかなぁって思ったんです。
 けれども、それも、何とか一年間、耐えられました。
 それで、私は在家でお寺がありませんので、知り合いのお寺に、おぼんさんとしてお勤めするようになったんですけども、やっぱり、元々身体に悪いところがあったんですよね。

 そこであったのが「石」。
 腎臓に石が溜まりだしたんですよね。
 家系的に石が溜まるんですよね。
 ところが、子どもの時から何回も手術して病院へ行ってるので、病院が嫌い。
 でも、お腹が痛い。
 もう、仕方なしに病院に行きました。
 なにげに行った病院で、やっぱり

 「石が溜まってます。入院してください」 と。

 でも、私はお寺のお勤めもあるので入院したくない。

 「先生、聞いたところによりますと、薬で溶けるらしいですね。その薬ください」

 と言ったので、そのお医者さんはカッチーンと来たんですね。
 いくらぼんさんかもしれないけど、医者じゃない。
 医者が入院して、こういう治療をしましょうというのを、いや、いや、薬で治してくださいと言ったことで、向こうのお医者さんが反撃に出た。
 でも、私はやっぱり入院したくない。
 
 で、ケンカしてきたんですね、おぼんさんらしくないんですけど。
 
 それで、私が最後に言い放った言葉が…、以前、生駒の聖天さんに助けてもらった気持ちがあるんで

 「結構です。私、弘法大師さんに治してもらいますから。さいなら」

 で、お寺に戻って、そのことを住職に報告したら、こっぴどく叱られました。

 お医者さんにケンカ売って、弘法さんに治してもらうと言ったものの、夜も昼も、シクシク、シクシク痛むんですね。
 痛くて、お経あげることもできなくなって、仕方なしに、違う病院に行ったんですね。
 
 そしたら、そこの先生は優しかったんです。

 「一日の入院でいいですよ」

 で、お腹を開けんと、機械でパン、パン、パン、パンって石を潰したら出ますよって、いとも簡単に言ってくれはってん。
 
 あ~っ、これはいいい!もう、ここにしよう!

 って決めて、入院しました。

 二人部屋だったんですね。
 で、先に入院してる人が先にその機械を当てて、その後が私です。
 先の人が行かれました。
 一時間程で帰って来たら、ピンピンしてたのが、看護婦さん二人に背負われて

 「うぅぅ~っ!」

 って言いながら帰って来て、この前の手術の時みたいに、私を不安がらせたんですね。

画像

 「そぉんなに痛いの~!?」

 付き添いの家族も煩わしいから帰ってくれちゅうて帰らしたぐらいで、うずくまってはるんですね。
 もう私は、顔真っ青で「お大師さん助けて!」とも、もうそんな声も出なかった。
 その人を目の前で見てるんで、もう、どうしようって不安で…。

 で、私の番になりました。
 行きました。
 素っ裸になって、手術の服みたいなのを着せられて、レントゲンみたいな機械を当てられて
 「じゃあ、やりますよ」
 パチン、パチン、パチン、パチン、パチン、パチン、パチンって、なんかレーザーみたいなん当ててるんですよね。

 ところが、私は、幸か不幸か…太ってたんですよね。

 脂肪が邪魔したんですよね。
 そんなに痛くなかったんです。
 ちょっとゴムでパチンパチンとするほどで…。

 その後、レントゲン撮って、石がどんな風になったかを見ます。
 ほな、固まってた石が、割れてたんです。
 それで割れた石は、大体、次の日にオシッコで流れるそうなんです。
 
 で、私は
 「じゃあ、明日、オシッコで石が流れたら退院ですね!」
 ちゅうて、ルンルン気分で病室へ帰って来たわけですね。
 隣の人は、まだ「うぅ~!」って言ってるんですよね。

 ところが、次の日になって、この人はオシッコで出ちゃったわけですよね。
 で、退院されたんです。
 
 私、いつまでたってもオシッコから石が出ない…。

 散ったまま止まっちゃったんですよね、流れることなしに。
 で、とにかく、とにかく退院さしてくれと言ったんですが、石は残ってるんですから、やっぱり痛みはあるんですよね。
 このままだといけないので、開腹手術して石を取り出しますってことで、かえって大事になっちゃったんですよね。
 一日で終わると思ってルンルン気分だったのに…

 これは困った。

 さて、私はどうしたでしょうか?

(次回へ続く)


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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (続 4/7)
⇒続き『お大師さんは「か・な・ら・ず」助けてくれます。』を読む






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秋海棠(しゅうかいどう)

秋海棠(しゅうかいどう)は
秋風が吹き始めるころに日陰に咲く淡紅色の花で
今、出灰不動尊の境内のあちらこちらで見ることができます。

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春に咲くバラ科リンゴ属の落葉高木の海棠(かいどう)の花に
良く似た色の花を秋に咲かせることから
この名前があるそうですが、
秋海棠はベコニアの仲間の球根から育つ草花です。

花といっても花弁のように見える部分うち二枚は
本当は萼(がく)だそうで、
花弁の真ん中から丸く飛び出した黄色い雄しべがある雄花で
それより小さい黄色い雌しべがある花が雌花だそうです。

咲いた花の先(横?)からまた茎が伸びて
花はに二段階か三段階に垂れるように咲き
花が終わると茶色い実ができます。

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瓔珞草(ようらくそう)という別名もあるそうですが、
江戸時代初期に中国から日本に伝わったそうで、
貝原益軒の『大和本草』に
「寛永年中、中華より初て長崎に来る…
…花の色海棠に似たり。故に名付く」
とあって、江戸時代から大正時代頃までは
多くの歌人や文人に和歌や俳句に詠まれるほど
この時期はあちこちに見られた花のようです。

秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり
松尾芭蕉

色も名も 唐くれなゐの花のつゆ
かけそめて見む 倭(やまと)ことの葉

秋海棠といふ花をかきたるかた 本居宣長

白埴(しらはに)の瓶こそよけれ 霧ながら
朝はつめたき水くみにけり

秋海棠画讃 長塚 節

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明日10月2日(日)は、秋海棠の咲く出灰不動尊で
一日修行体験会です。

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10月の法話講師
スダン・シャキャ先生
Dr. Sudan Shakya

種智院大学 講師。
ネパールより来日して16年。
釈迦族の末裔と伝わるシャキャ姓に生まれるが、
母国では物理学を専攻。
種智院大学に留学、卒業の後、東北大学大学院で、
仏教経典の原典注釈の比較研究で博士号を取得。



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聖天、 なんとかしろっ!

聖天、 なんとかしろっ!
(谷口 智泉僧正 法話 3/7)

前回分を読む

 さっき言いましたように、私、足に障害を持っていて正座ができなかったんです。
 正座ができないと、修行ができないから、道場に入れないと言われたので、手術をしなきゃいけなかったんですよね。
 
 元々なぜ筋肉が縮んだかと言いますと、一本の注射が原因だったんですね。
 私の子どもの頃っていうのは、風邪をひいた時にお尻に打つ注射があったんですね。
 それで、お尻と足に両方、痕が残ってるんですけれども、その薬が散らばらなきゃいけないのに、その注射を打ったところに薬が溜まって、流れないまま腐ってきたわけです。
 で、その腐って炎症を起こした膿を、その時の町医者が取った時に筋肉を傷つけたわけですよね。
 それで傷ついたまま筋肉が成長して障害が残ったわけです。

 筋肉と一緒に神経も縮むらしいんです。
 で、その筋肉をぐいっと伸ばす手術をしたので、神経もぐいっと伸ばしちゃうわけです。
 歯を抜く時も、神経を触るとすごく痛いですよね。
 で、手術が終わって集中治療室へ行った時、私は頭朦朧としてたのですが、その時に、執刀した先生が看護婦さんに言った言葉が、私を不安にさせたんです。

 「この子、痛がったら、モルヒネ何本打ってもいいよ」

 って先生がおっしゃったの!

 モルヒネっていうのは、どんだけ痛くても一日三本しか打っちゃいけないんですって。
 でも「この子が痛がったら何本打ってもいいよ」って言ったから、もう、それから、どんな恐ろしい痛みがくるんだろうって、私はもう不安やったわけですよね。

 もちろん、手術した時には信仰を持っていました。
 私の一番信仰してた仏さんの一つに「生駒の聖天さん」(生駒山宝山寺)ていう、聖天さんがあるんですけど、そこで、まず、お百度を踏んで、護摩の灰をいただいて、御霊水をいただいて、信仰としては準備万端として手術に臨んだわけです。
 痛かったら、そこに灰を塗って、御霊水を塗ってというふうに思っていました。
 その痛みが来るから、これは絶対に仏様、神様にすがらなきゃいけないと思ってたんです。

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 ところが、その手術というのは、切った後、筋肉が縮んではいけないので、海老反りみたいな感じに石膏で固められちゃったんですよね。
 石膏だけで20キロの重さがあって、ベッドで寝たきりですよね。
 自分で歩けると思っていたんですけど、一人で動けないんですよね。

 で、麻酔が覚めてきて、だんだん、だんだん、痛くなってくるんですね。
 痛い、痛い、痛い、痛いと。
 ギリギリまで我慢をしていたら、目にいったのが、その灰と御霊水だったんですね。

 でも、動けなくて、取れないんですよね、それが。

 ほんならね、どうなったかと言いますとね、あまりにも痛いから、聖天さんに文句言い出したんです、私。
 
 「聖天さん!痛い、痛い、痛い!こんだけ信仰してお百度も踏んだのに、痛い!」

 もうそのうち「聖天さん」から「さん」がなくなって

 「聖天っ! なんとかしろ! この痛み、痛いやないかっ!」

 とか言って悪口言い出したんです。

 でも、一生懸命我慢してね、モルヒネを打たれるのだけはやめようと思ったらねぇ…
 気絶したんでしょうか、私、そこから意識なくなっちゃったんですよね、結局。

 で、目が覚めたら、もう朝になってて、痛みはあるんですけれども、そんな激痛じゃなかったんですよね。
 結局、モルヒネを一本も使わずに済んだ訳です。
 看護婦さんは夜中も来てたんでしょうけど、気絶してる私を寝てると思ってたんでしょうね。
 
 で、朝9時の検診になって、執刀した先生がニヤニヤ笑いながら、さぞかし苦しんだやろうってみたいな顔で
 「どうやった?」
 「いえ、全然、大丈夫でした」

 ホンマは痛かったんですよ。気絶するぐらいやったんですから。

 先生は看護婦さんに
 「モルヒネ何本使った?」
 「ゼロです」

 「へっ!?」
 
 って言って、もう一回「何本?」って言ったら
 
 「ゼロです」
 「嘘だろ?」

 ってことをおっしゃって…。

 でも、私、これもひとつの御利益だったと思うんですよねぇ。
 
 確かに水や灰は使えず、悪口を言ったんですけど、聖天さんを信じてたからこそ、聖天さんに文句を言ったと思うんですよね。
 なんとかしてくれとか、この痛みをどうのこうのとか、信じてへんかったら、そんなこと言わなかったと思うんやけども、やっぱり信じてたんですよね。
 
 モルヒネは、痛み止めにはなるけれども麻薬ですから。
 そういうものを私の身体に入れずに済んだ。

 気絶したから、それで痛みがなくなったと思うかもしれないけど、私は御利益をいただいた…
 私が耐えられるだけの痛みで抑えてくださったと、私は思っているんです。

 
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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (続 3/7)
⇒続き『結構です、弘法さんに治してもらいますから。 』を読む



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お坊さんは背中で説教する。

お坊さんは背中で説教する。
(谷口 智泉僧正 法話 2/7)

前回分を読む

 京都には五重の塔がある東寺 (教王護国寺)っていうお寺があるんですけれども、毎月二十一日に「弘法さん」っていう市があって露店がいっぱい出るんです。
 一月、十二月は特に賑やかなんですけれども、年末にお正月の準備するのは「弘法さん」で揃えるっていうぐらい京都の人たちは、その「弘法さん」に行くんです。
 だから私も当然、祖母に連れられて、「弘法さん」をお参りするというよりも、露店を見るのが楽しみで行ってたんですけれども…。

 皆さんは「お大師さん」と言うんですけども、京都の人は「弘法さん」と言います。
 弘法さん…、弘法市…、そう、私は弘法さんと縁があるんだと。
 
 醍醐寺というところにも縁があったんですけれども、醍醐寺も真言宗ですし、そう思うと今度は弘法大師に惹かれるようになって、高野山に上(あが)りました。
 
 当時、中川善教(ぜんきょう)という偉い偉い高僧さんが、もう晩年でしたけれども、おられて、その近くの寺で修行させていただくことになって、真言宗のおぼんさんとして、そこで得度したわけです。

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 それで得度したんですけれども、まあ、本当の小僧ですわ。
 することといえば、お茶運びや、座布団運びとか、そういうこと。
 後は、お経を覚えることしかありませんでした。

 中川先生っていう方は、すっごく偉い方で、私は小僧でしたから、そんなに事細かいことは教えていただけなかったんです。
 お荷物とかを持って、その先生の後ろ姿を見ていると、その人の背中を見て教えを受けたっていうことを実感したんですね。

 おぼんさんは背中で説教するんだっていうのがあります。

 なぜかというと、こういう風に対面でお話ししているんじゃなくて、今日もお護摩があったと思うんですけれども、お護摩を焚いている時は、皆さん、おじゅっさん(「お住職さん」の京言葉)の背中を見ますよね。

 で、その中川善教先生の背中を見て、おぼんさんというのは背中で布教するんだなということを思って、背中で小僧を惹きつけるおぼんさんって凄いなぁって思ったんですよね。
 だから私は「ああ、ええなぁ」っと思って、高野山で修行して本格的なおぼんさんになりたいと思ったのですが、その矢先に、その中川善教先生が亡くなってしまいました。

 目標にする方がいなくなると、ちょっと宙ぶらりんになるんですよね。
 それで、やっぱり思い出したのが醍醐寺というところでした。

 醍醐寺の道場に5月から入門することになったのですが、私が高野山を下りたのが、年が明けた頃で、5月までは、まだ半年弱あったので「山に行こう」ということで、荒行三昧に入りました。
 その時に、木曽の御嶽山にも行って、神主の資格も取ったんですけれども、その時は、荒行と聞けば、もう本当に何でも飛び込むぐらい、当然、お滝行もしましたし、断食もしましたし、もう、とにかく自分の身体をいじめる行というのはしつくしたように思います。
 私、左腕に火傷(やけど)の痕(あと)があるんです。

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 これ、暴走族にいじめられてタバコで焼かれたんかって言われるんですけど、ここにロウソクを立てるんです。
 で、ずぅ~っとロウソクが燃え尽きるまで、お経をあげて、最後はここにロウが垂れるんですよね。
 ロウが垂れて、芯だけになるんですよね。とにかく、身体をいじめることが修行だと思ってて、勘違いして、知識がなかったんで、そこで火が消えてロウをヒュっと取った時に皮膚が一緒にベロンってめくれちゃって、それが、この痕なんです。
 
 そういう身体をいじめ抜く苦行に没頭しましてね。
 もう、狐が憑くような面相になって、きつくなって、人が話しかけるのも怖いような…。
 それで、もう身体をいじめるのを止めなさいっていうことで、修行道場に入って、醍醐寺の修行道場で修行さしていただきました。

 でも、その時までの私の信仰というのは、うわべだけの信仰でした。
 そんな深いものではありませんでした。
 弘法大師も、ただ、子どもの時に連れて行っていただいてた「弘法さん」を慕っていた。
 身体も弱かったんで、それだけ、ただ単に救われたいというだけで、心から入り込める信仰ではなかったんですよね。



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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (続 2/7)
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最初に惹かれたのはマリア様でした。

最初に惹かれたのはマリア様でした。
(谷口 智泉僧正 法話 1/7)

 皆さん、こんにちは。
 谷口智泉といいます。

 私、真言宗のおぼんさんなんですけれども、元々、お寺の子どもではありません。
 在家出身なんです。
 
 それで、今日は、在家のサラリーマンの家庭に育った私が、なぜ、信仰を持って、おぼんさんになったのかというお話をさしてもらって、まず、そういうところから知っていただければ、自然と仏様とは、どういうものなのかと、わかっていただけるんじゃないかなぁと思っています。

 私は、真言宗の僧籍を持っているんですけれども、実は、神主の資格も持っているんです。
 そして、資格はないんですけれども、一番最初に信仰に入ったのはキリスト教でした。

 私は、いわゆるサラリーマンの家庭で、京都に生まれて、京都で育ちました。
 そんな特別なお金持ちでもなければ、特別に貧しくもない、ごくごく普通に学校に行けた家庭なんですけれども、ただ、私、すっごく病弱だったんです。
 私、今はちょっとふくよかですけど、元々細かったんですよ。
 元々細かったんですけど、甘党ですから、ね、大黒さんみたいな身体になってきましたけれども…。
 だから、今じゃ想像できないかもしれませんけど、近所のおばさんに「今にも死にそうな子ども」と言われてたぐらい、細くて、色が白くて、とにかく病弱だったんです。

 私、背中にね、傷痕がたくさん、たくさんあるんです。
 それは、幼稚園、小学校の時、身体にブツブツみたいなのがいっぱいできて、それを手術して切った傷なんです。
 
 そして、足も…右の太腿にも30cmぐらいの傷痕があるんです。
 太腿の筋肉っていうのは、四本、太いのがあって、そのうちの三本がきゅーっと縮む病気だったので、結局、正座もできなくて、軽度の身体障害者でした。

 それでも、自分ではそういうつもりがなくて、そこらへんのわんぱく小僧のように走り回ってたんですけれども、やっぱり入退院を少しずつでも繰り返していて、どこか、普通の子どもとは違って、人生ってなんなんだろうって、小学校四、五年ぐらいから、ふっと、そういう事を思うような子どもやったんですね。

 それで最初に行ったのが、キリスト教の日曜学校でした。
 子どもたちを集めて、キリストの教えを説くところに、私は出入りをしました。
 ほとんどが、キリスト教のご家庭のお子さんだったので、キリスト教でもない私が行ったのは、ちょっと不思議がられたんですけれども…。

 私は、その時に何に惹かれたかと言いますとね、マリア様なんです。

 マリア様の西洋の絵とか見てると、このマリア様に抱(いだ)かれてるみたいに感じて、本当に、もう、ものすごく心惹かれたんです。
 あの白いベールを被ったマリア様の姿にすごく惹かれた。
 そこに安心するものがあった。
 それで最初に出入りしたのがキリスト教でした。

 小学生ですから、仏教とか、神道とか、キリスト教とか、その教えなんか全然わかりません。
 ただ、キリストが貧しい者にパンを与えて、それでお腹いっぱいになったところでお話をして、皆さんが幸せな気持ちになった。
 また天使が浮かんでいて、みんなを守っていて、マリア様が慈悲深く、子どものイエスさんを抱いている。

 もう、それだけで知識もなく、心安らかになるイメージを持っただけのキリスト教でしたが、私には安心感があったんですね。

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 でも、中学生になって、だんだんとそこから自然と離れていきました。
 私は、音楽が好きですし、吹奏楽部に入っていたんです。
 音楽で癒されてることがあって、そういう宗教的なことから離れていたんですけど、中学三年の受験前になった時、何を思ったのか、急に『般若心経』というお経に惹かれだしたんですね。

 意味もわかりません。
 『般若心経』というお経に、ただ惹かれた。
 写経用紙とかありますけれども、中学三年ですから、そんな用紙があることもわからない。
 けれども、京都生まれでしたから、お年寄りがよく持っておられような、金色の字で『般若心経』を書いた紫色の扇子を持ってたんですね。
 扇子をパラパラパラと開いた、ここに書いてある『般若心経』になぜか惹かれた。

 『般若心経』って、どういう意味なんだろう?
 どういう意味なんだろう?って。
 
 でも、受験がありましたし、今のようにインターネットもありませんでしたから、調べることもなく、図書館に行くこともなく…。
 ただ、受験勉強しながら、頭のどこかに『般若心経』があった。
 それが私と仏教の出会いでありました。
 そして、その時は、ただただ受験勉強をして高校に入りました。

 高校時代は別に何もなく過ごしてたんですけれども、高校を出て、大学に行きまして、私は大学を中退をしました。
 悩み癖はあったんでしょうね。
 
 「こんなことをして何になるんだろう」って思って…。

 そこで行き着いたのが修験道でした。
 醍醐寺でした。

 醍醐寺は、弘法大師のお孫弟子の理源大師聖宝(しょうぼう)さんが開山した修験道の本山ですんで、そこで女人禁制の大峰山で修行することになりました。

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第20回 一日修行体験会(平成23年4月3日) 法話 
林松寺(兵庫県) 谷口 智泉 阿闍梨 (続 1/7)
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秋のお彼岸

秋季 彼岸会

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秋のお彼岸法要

平成23年9月24日(土)午前10時 妙芳院
      9月25日(日)午前11時 出灰不動尊


        ◎塔婆供養御志納料   一霊 2,000円
        ◎特別供養(新佛・年忌) 一霊10,000円
        ◎流水灌頂御志納料   一霊 5,000円

春と秋に先祖精霊のいらっしゃる「彼岸」への道がつながる大切な一週間です。
ご先祖様に、私たちの真心をお伝えし、ご供養とともに家族の元気な姿を見ていただきたいものです。
今年は、二日間にかけて茨木・妙芳院と出灰不動尊で修法いたします。

 ★お彼岸の御供養のお問い合せ・お申し込みは
 光明寺 妙芳院(茨木)  Tel.072-637-5010まで

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法話の新シリーズが始まります。

今回は、4月の一日修行体験会でお話しいただいた
谷口智泉僧正のお話しです。

谷口先生は、現在、
姫路市にある林松寺というお寺にいらっしゃいますが、
奈良の大峰山や木曽の御嶽山など、
さまざまな場所で修験の荒行を極められ
修験道の中でも最極の秘法といわれる
「柱源神法」に関する著書をお持ちです。

…そうご紹介すると
荒々しい山伏のような坊さんを想像してしまいますが、
実際の谷口先生は、実にお優しそうで、
中性的な美しい(?)感じのお坊さんです。

京都のお生まれということで、
お話しも京言葉で「はんなり」した感じです。

ただし、内容はかなり壮絶な体験について
お話しくださいましたが…

今回も数回に分けて配信します。

合掌